高校生たちによる春の全国大会、センバツの予選が各地区で行われています。
各都道府県ごとに1校の代表枠がある夏のインターハイと違い、春のセンバツに出場するためには各県予選を勝ち抜いたうえで、さらに関東、近畿などの広域ブロック予選を通過しなければなりません。
まさに狭き門。
今年の関東選抜男子の開催地は東京です。
この関東選抜インドアは各県の上位2校が集まり、全国への切符6枠をかけて争われます。
3年生が引退したあとの新チームで臨む秋の新人戦では、大きく勢力図が変わることもあるはずです。
それでも今回出場した16校のうち、昨年から連続出場を果たしている学校が12校。
関東選抜常連校・・・。
良い響きです。
たとえどんなに名門校であっても、伝統を受け継いで毎年勝ち続けるというのは容易ではありません。
選手たち、監督の努力は言うまでもありませんが、OBや父兄の方々など多くの支えがあって成り立っているものと思います。
自分が東京都出身なのでつい東京の高校に注目してしまいますが、今年の東京都予選では佼成学園が優勝しています。
聞けば実に44年振りの関東選抜出場だそうです。
もう20年以上も昔になりますが、私の頃の東京といえば巣鴨商業、駒大高校の圧倒的2強の牙城はゆるぎませんでした。
私と同世代かそれ以上の方であれば、同じ印象を持っている人も多いかもしれません。
その後、巣鴨高校の商業科がなくなったことを機に他の学校が入れ替わりで上位に食い込む構図となり、ここ数年はまさに群雄割拠の様相です。
そんな各県の激戦を通過してきた強豪同士が全国を目指してぶつかり合う関東選抜。
無論、どの試合も見応えがあります。
高校生の試合を見るといつも思いますが、強い学校は応援にもまとまりがあり、文字どおり「チーム一丸」で戦う姿に圧倒されます。
そうかと思えば、部員の少ない学校が相手の大声援を跳ね返して健闘していたり。
いろんなドラマを勝手に想像しては、試合の一本一本に胸が熱くなります。
紙一重の好勝負が続くなか、昨年のインターハイ団体でもベスト4に入った木更津総合高校が連覇を達成しました。
昨夏の主力だった3年生たちが抜けてもなお勝ち続ける強さはさすがです。
この先全国での戦いを経てまだまだ進化しそうで楽しみなチームです。
関東勢として遠のいて久しい全国制覇へ、期待せずにはいられません。
関東高等学校選抜ソフトテニス大会 試合結果
平成29年度 全日本高校選抜ソフトテニス大会出場校(関東地区代表)
- 木更津総合(千葉)
- 前橋商業(群馬)
- 駒大(東京)
- 横浜創英(神奈川)
- 高崎商業(群馬)
- 昭和学院(千葉)
第43回全日本高校選抜ソフトテニス大会
2018年3月28日(水)~30日(金)
愛知県名古屋市 日本ガイシスポーツプラザ
女子の関東選抜は、来週1月20日(土)〜21日(日)に栃木県宇都宮市の清原体育館にて開催されます。
栃木県高体連ソフトテニス専門部 > 平成29年度年間予定
http://sports.geocities.jp/ths_sta/schedule.html
過去記事:平成28年度 関東高等学校選抜ソフトテニス大会(男子)