桜もそろそろ見納めの週末。
春本番という暖かさのなか、いよいよ春の大会シーズン到来です。
全国各地のテニスコートでは、学生から社会人まで、各カテゴリーのソフトテニスの試合が開催されています。
案外知られていませんが、社会人一般を対象にしたいわゆる市民大会のようなローカルな試合も各地で盛んに開催されています。
今期からペアを組ませていただいている草加若葉会の前川さんのご出身ということで、今回はじめて横須賀市の大会に参加させていただきました。
市民大会ですが、オープンエントリーのため、市外や県外からでも参加が認められています。
会場は神奈川県横須賀市内の大津公園テニスコートです。
コート脇の公園では、ジュニアの子供たちが楽しそうにアップをしていて、朝からほっこり。
ちなみに、前川さんが卒業された県立横須賀高校はすでに創立100周年を越えている伝統のある学校で、そのソフトテニス部OB会も「菖門クラブ」という名前で何世代にも渡って今も活動が続いています。
市民大会というと、社会人の一般からシニアまでを年齢別に分けて開催されることが通常ですが、ジュニアも同時に開催される大会というのは、自分にとっては新鮮でした。
まさに老若男女、誰もが一緒に楽しめるソフトテニスの魅力を再認識できる素敵な大会です。
今大会は、一般男子、一般女子、成年男子、成年女子、シニア55男子、シニア65男子、シニア女子、成年男子2部の各クラスで実施されました。
ジュニアは男女それぞれ高学年、低学年のクラスに分かれています。
初心者の方や、久しぶりにテニスをするので勝敗に関わらず楽しみたいという方を対象に、2部を設けていたりと、幅広い方が楽しめるように運営にも工夫されています。
ジュニアの試合を見る機会は今までほとんどなかったのですが、最近は自分と同世代でジュニアの指導に携わっている方からお話を伺う機会もあり、数年のうちには我が子をジュニアデビューさせたいと親のエゴながら勝手に目論んでいます。
一流選手や高校生たちの熱い試合を観戦するのも楽しいですが、やはり自分でプレーするのはまた楽しいものです。
私がエントリーした成年男子の部は、今回4ペアエントリーによるリーグ戦でした。
ペアに恵まれたこともあり、なんとか3戦全勝で優勝できました!
どんなに小さな大会でも、優勝することは簡単ではありませんし、勝てばやっぱり嬉しいものです。
勝っても負けても、試合が終わるたびにもっとうまくなりたいと願うのは、一生変わらなそうです。
競技人口の裾野が広いソフトテニスですが、社会人まで競技を続ける人はそう多くありません。
なかでも自分と同じ成年世代(35歳以上45歳未満)は、仕事や子育てで忙しかったりと、どの大会でも参加者が少ないのが通例です。
しかし一方で、その上のシニア世代になると、長くブランクのあった方が数十年ぶりにソフトテニスを再開して、いまは毎週ソフトテニス漬けといったような話もよく耳にします。
長く続けられるのが魅力のスポーツだからこそ、部活を引退したら終わりではなく、その先にまた違った楽しみ方があることを多くのソフトテニスファンに知ってもらえればと思います。