Photo by ぉまみ

11月15日、16日の2日間、令和7年度 関東学生秋季リーグ戦が千葉県白子町のサニーテニスコートで開催された。
関東学生リーグ男子は1部〜11部まで、各部とも6チームによる総当たりによって行われ、4ダブルス・1シングルスの計5対戦で争われる。各部の1位のチームと最下位のチームは後日行われる入れ替え戦に回る。
注目の男子1部は、初日を終えた時点で日本体育大学、法政大学がそれぞれ3勝と、混戦から一歩抜け出す状況。今年度、大学王座、東日本インカレ、インカレと主要大会の団体決勝を戦ってきた両校は、この秋リーグでも事実上の決勝となる全勝対決を演じた。

日本体育大学 ④-1 法政大学
- 野口・黒坂 ⑤-4(F7-5) 内田・野本
- 佐藤・安部 ⑤-4(F11-9) 田中・初鹿
- 昼間悠佑 0-④ 橋場柊一郎
- 根岸・藤井 ⑤-1 國松・松元
- 川﨑・森 ⑤-2 高橋・菊山
勝敗の行方を大きく左右したのは1、2対戦目のダブルス。ともにファイナルゲームまでもつれ込む接戦となったが、両試合を日体大が制して流れを呼び込み、今年度インカレ覇者の法政大を押さえて春季リーグにつづく優勝を決めた。
日体大は、川﨑・森ペアをはじめ、昼間、藤井など1年生の活躍が目立ち、新チームとしての成長ぶりを印象付けた。「団体戦全勝」を掲げて臨んだシーズン。その言葉通り、主将黒坂のもとチームの結束力は強く、試合中の声掛けや流れをつかむ集中力は他大学を上回った。









▼浅川陽介監督のコメント
「今までとは違う雰囲気のチームで、勝ちたい気持ちがとても強い集団だと感じています。だからこそ“勝ちにこだわるチーム”という印象がありましたし、練習も非常に内容の濃いものをよくやっていたので、今回の結果は自然とついてくるものだったと思います。一人一人の意識が高いというより、チーム全体として“勝つ”という目標が明確になっているのが大きいですね。1年生が台頭して、選手としてしっかり取り組み、活躍できる人材が出てきたのは大きな収穫です。ポテンシャルのある集団だと感じています。
大学の試合だけでなく、一般の大会でも勝てる選手を育成していくことが重要ですし、そのための高い意識を持てる選手をどう作っていくか。そしてそれをどこまでサポートできるかが監督としての役割だと思います。最終的には、選手たち自身が気づいて行動できるチームにしていきたいと考えています」
▼黒坂卓矢主将のコメント
「新チーム最初の大会ということで、圧倒的に優勝したいという思いを全員が共有して臨みました。キャプテンとして心がけていたのは、まず“僕が負けないこと”。そして1番目に出て、後に続くペアにつながる勝利を取ることを意識していました。
今大会のMVPは川﨑・森ペアです。全勝賞ですし、チームの中で2ペアが全勝賞を取るというのは、団体戦で“絶対に2本取れる”という状況をつくってくれるので本当に心強かったですし、先手を取れる点でも大きかったと思います。
大会を通して、ゲームポイントやマッチポイントを1本で締めるという部分は自分たちの課題として残りました。ここをもっと徹底して、必ず勝ち切れるチームをつくっていきたいです。今後の目標は、インカレ優勝とシーズン全制覇。この2つをしっかり掲げてさらに強いチームを作っていきたいと思います。」
■2025関東学生秋季ソフトテニスリーグ戦結果(男子1部)




今大会の全勝賞は以下の4組が獲得した。
・野口快/黒坂卓矢 (日本体育大学)
・川﨑康平/森良輔 (日本体育大学)
・橋場柊一郎 (法政大学)
・武市大輝/中尾彦斗 (中央大学)

■大会情報
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