神奈川県内で新たにソフトテニスのスクールが始まるという話を耳にして、これは見に行かないわけにはいかない!
というわけで早速見学してきました!
場所は横浜市保土ケ谷区にある「横浜Suny Aeropark」
サニーエアロパークという名のとおり、敷地内にヘリポートがあり、なんと横浜ベイエリアや都心をヘリコプター遊覧できるそうです!
これはいつか乗ってみたい!
横浜Suny Aeropark
https://www.yokohama-suny.com/
敷地内の小高い丘の上にあるフットサルコートと併用のオムニコート。
ここでソフトテニススクールが開催されます。
この日集まった生徒は20人以上。
まずは念入りにウォームアップから。
このスクールを主催されてコーチを務めるのが、神奈川女子屈指の強豪校、日大藤沢高校で監督をされている石井匠さんです。
インターハイ団体出場6回、センバツ出場8回の同校。
その名将に教えてもらえるなんて、これは貴重な機会です。
この石井ソフトテニススクールは、9月の正式スタートに向けて、8月は体験レッスンを実施中。
もともとは中学生を対象に考えていたそうですが、希望者からの問い合わせもあって、高校生や指導者まで対象を広げたそうです。
確かに、強豪校の指導方法や練習方法が学べるとあれば、指導者側のニーズもありそうです。
競技経験がなくて教え方が分からないという先生方ももちろんですが、たとえ経験者であっても普段と違う練習に触れる機会は大切。
私も自身で練習会を開催したり、中学校で外部コーチとして教える機会があります。
でも、自分の狭い見識だけでやろうとすると、どうしても同じ練習を繰り返してマンネリ化してしまいます。
練習メニューはオリジナルで考えるよりも、他で見て良いと思ったものを取り入れたほうがよほど効率的です。
参加している生徒たちを見ると、レベルはさまざま。
なかにはかなり上手な高校生もいましたが、確かにここならより高いレベルの練習機会を求めてくる子がいるのも頷けます。
もちろん、最近ラケットを握り始めたばかりという初心者もいます。
コート割りや練習メニューを工夫しながら、それぞれのレベルに応じた練習がテンポよく進んでいきます。
初心者にはみっちり基礎から。
上を目指す子には実践的な内容も。
部活以外にもスクールに通ってまで練習しようという生徒たちだけあって、その表情は真剣です。
ちなみに、石井コーチの脇を固めるアシスタントコーチたちは、みな日大藤沢のOGです。
県内トップレベル、さらには全国区で活躍した選手たちが、球出しやアドバイスをしてくれます。
これだけの参加者がいても、きめ細かい指導ができるのはこの充実したコーチ陣の存在があってこそ。
石井監督の教え子たちが熱心に指導する姿を見ていると、その石井イズムがしっかりと受け継がれているのだと感じます。
弟子を見れば、その師匠の素晴らしさが分かるものなのかもしれません。
コロナの影響もあって部活動が制限されている学校も少なくないと思います。
そうでなくとも、近年の部活動縮小の流れもあるなかで、こうしたスクールの意義は大きいと考えます。
これまで部活動を基軸にしてきたソフトテニスだけに、お金を払って通うスクールの存在には賛否あるかも知れません。
ある意味、学校の授業と学習塾の関係に似ていますが、部活だけでは物足りない生徒がさらに研鑽できる場があるのは良いこと。
思い切りソフトテニスをしたい子供たちの受け皿として、選択肢が増えるのは歓迎すべきことです。
とくに中高生であれば、指導者の有無や練習環境は運にも大きく左右されるもの。
こうして自ら門を叩けるチャンスがあれば、それによって救われる子だっているかもしれません。
せっかくプロ選手が誕生したこともあるわけですし、私はソフトテニスにもどんどん新しい流れが生まれるべきだと思っています。
こうして熱心にソフトテニスに打ち込む子供たちには、ぜひ大きな夢や目標に向かって頑張って欲しいものです。
そして、その陰にはそれを支える親御さんたちの存在。
自分も親になって痛感していますが、子供に習い事をさせるにはお金はもちろん、送迎やお弁当作りなど何かと時間や労力が必要。
ひたむきにスポーツに打ち込む子供たちも純粋ですが、それを応援する親心もまた純粋なものです。
そうしたことへの感謝を忘れずに、これからもソフトテニスに熱中し続けてもらえたらと思います。
練習後には、一人一人しっかりとコーチに挨拶して帰る子供たち。
それに対して、「またおいで」と優しく声をかける石井さんの姿が印象的でした。
ご興味のある方は、一度ぜひ体験へ。
石井ソフトテニススクール Twitterアカウント
https://twitter.com/softtennis_No1_
私もいろいろと良い気づきを与えていただきました。
ありがとうございました!