正月のソフトテニス風物詩。
ルーセントカップ東京インドアが2年ぶりの開催!
昨年はコロナで中止。
その前の2回は、東京五輪に向けた改装工事の関係により、会場を駒沢オリンピック公園体育館に移して開催されていました。
その真冬の熱戦が、久しぶりに東京体育館に帰ってきました!
出場ペア数も、駒沢体育館のときの男女6ペアから8ペアに復活。
足元のコロナ感染再拡大もあって開催が危ぶまれましたが、多くの関係者のご尽力によりなんとか開催できました。
国内トップレベルの選手たちによって争われる東京インドア。
高校生からは昨年のインターハイチャンピオンが参戦し、プロ選手の胸を借りる注目の対戦も。
昨年は天皇杯、皇后杯をはじめ、全日本社会人、インカレなど、全日本クラスの個人戦大会が開催できなかったため、現在の勢力図は未知数といえます。
各コートとも、目が離せない注目の対戦ばかり。
全部じっくり見たいけど、とても体が一つでは足りません!
船水颯人・上松俊貴(稲門クラブ)
仲川晴智・近藤拓空(三重高校)
林田和樹・柴田章平(ヨネックス)
上岡俊介・丸山海斗(同志社大学/UP RISE)
村上雄人・長江光一(NTT西日本)
矢野颯人・端山羅行(早稲田大学)
安藤優作・松本倫旺(東京ガス)
船水雄太・九島一馬(AAS Management/ミズノ)
徳川愛実・黑木瑠璃華(ヨネックス)
寺澤佑珠妃・北川アンナ璃咲(京都光華高校)
小林愛美・吉田澪奈(東京女子体育大学)
高橋乃綾・半谷美咲(どんぐり北広島)
松田彩野・坂本茉梨乃(アドマテックス)
石井美々花・浪岡菜々美(日本体育大学)
中川瑞貴・石井友梨(ワタキューセイモア)
笠井佑樹・芝崎百香(ナガセケンコー)
ちょうど先日発表されたばかりの、2022全日本ナショナルチームメンバーも数多く出場しているこの大会。
誰が勝ってもおかしくない状況で、久々に大会を生で観戦する楽しさを味わいました。
コロナの今は無理としても、こうした機会に多くの中高生にも会場に足を運んでトップレベルの選手たちの試合を見てもらいたいものです。
インドアは客席からゆっくり試合を楽しめるうえ、会場に響き渡る選手の声や打球音なども迫力満点でオススメです。
遠方などでなかなか見に来ることが難しいという方のために、ライブ配信も実施。
今回は、ソフトテニスYouTuberのみなさんの協力により、全コートをカバーしてのInstagramライブ配信。
その多くがもともと全国レベルで活躍していたような選手たち。
自身の選手経験も踏まえた実況解説を加えて配信していました。
こうしたライブ配信が当たり前のものとなっていくのは大歓迎です。
実際配信をやるほうは大変ですが、ニーズが増えていけばそのノウハウも蓄積され、より洗練されていきます。
ソフトテニスが「見るスポーツ」としても発展することで、より多くの人が競技を始めたり、続けたりする動機付けにもなります。
あまり試合を見たことがないという方は、まずはYouTubeなどからでもいいので、ぜひトップ選手たちの試合を見てみてください。
そして、ソフトテニスに存分にハマってください。
SOFT TENNIS Navi
https://www.youtube.com/c/SOFTTENNISNavi
この東京インドアの見どころを挙げればキリがないのですが、個人的な注目は今シーズン限りでの引退を表明している選手たち。
ヨネックスの柴田章平選手もその一人。
相手を力でねじ伏せるような豪快なプレースタイルは、見る人を圧倒します。
林田・柴田ペアは3年前にも東京インドアを制しています。
このペアで臨む最後の東京インドアに賭ける意気込みは半端じゃないはず。
初戦からその気迫がコートサイドにもヒシヒシと伝わってきました。
予選リーグをファイナルなしで危なげなく1位通過し、再び頂点を目指します。
そして、やはりこの二人。
同じくヨネックスの徳川・黑木ペア。
こちらも3年前の第59回大会で優勝。
ペアとしてもいよいよ脂が乗ってきたように思えたなか、この2年はコロナで大会機会に恵まれず。
惜しまれながらの引退表明。
日本代表キャプテンも務めた黑木瑠璃華選手には、スポーツナロチャンネルでも大変お世話になっていたのもあり、個人的にもとても名残惜しい限りです。
日本代表でのチームメイト高橋・半谷ペアとのライバル対決も見られましたが、残念ながら予選リーグ3位で準決勝進出ならず。
大会でお目にかかれる機会はあとわずかですが、最後まで応援しています!
予選各リーグの上位2ペアによる準決勝。
女子は小林・吉田ペアと、高橋・半谷ペアがそれぞれ勝って決勝進出。
一方の男子では、ここでも強さを見せつけた林田・柴田が決勝進出。
そして、船水・上松ペアと9ゲームファイナルの接戦をものにした村上・長江ペアが決勝へ。
このへんの試合はもう異次元のレベル。
感染症対策で、声を上げての応援もできないなかですが、何度も客席がどよめいていました。
今大会からの新しい試みとして導入された、男女予選リーグ3位の選手たちによるミックスダブルス。
ペアは抽選で決められます。
抽選の結果、ミックス準決勝の2試合それぞれがペア対決に。
国際大会に向けた強化も見越して、一昨年から全日本ミックスダブルスもスタートしました(第1回はコロナにより中止)。
トップ選手たちによるミックスは、男女のダブルス以上に戦略的要素があって面白いです。
勝者ペア同士による決勝は、安藤・黒木ペアの勝利。
ミックスダブルスも今後ますます盛り上がっていきそうです。
女子決勝。
前回チャンピオンの高橋・半谷ペアに挑むのは、予選リーグでのリベンジを狙う小林・吉田ペア。
直近4回の東京インドアで3回の優勝を果たしている高橋・半谷ペア。
インドアでの強さは群を抜いています。
予選リーグでは0負けだった小林・吉田ペアも修正してきて接戦になりますが、それを振り切って高橋・半谷が4度目の頂点へ。
つづく男子決勝。
NTT西日本のベテラン、村上・長江ペア。
それぞれ天皇杯優勝経験もある二人ですが、意外にもこの東京インドアでは決勝進出が最高です。
対する林田・柴田ペアもここまで危なげない勝ち上がりで、2回目の優勝も十分に射程圏内かと思われました。
技と技、力と力のぶつかり合い。
伝統ある東京インドアの決勝を飾るにふさわしいハイレベルな戦いは、⑤-2で村上・長江ペアに軍配。
トップ選手たちのスーパープレーを目にして、改めてソフトテニス競技の面白さを再確認。
今回活躍した選手たちを軸に展開される日本代表選考レースも楽しみです。
コロナが落ち着いたあかつきには、ぜひ試合会場へ。
今年も目一杯ソフトテニスを楽しみましょう。
ルーセントカップ 第62回 東京インドア全日本ソフトテニス大会試合結果
ルーセントカップ2022 東京インドア2022 | ルーセント(LUCENT) > 組合せ表/結果
https://lucent-sports.com/cup2022/tokyo-game/
東京都ソフトテニス連盟 > 大会結果 > ルーセントカップ 第62回 東京インドア全日本ソフトテニス大会結果
https://softtennis-tokyo.com/03_result/2685/
過去記事:令和元年度 ルーセントカップ 東京インドア全日本ソフトテニス大会
過去記事:平成30年度 ルーセントカップ 東京インドア全日本ソフトテニス大会