各地で台風や大雨による被害が続くなか、被災された方々には謹んでお見舞い申し上げます。
私の住む地域でも多摩川の氾濫や増水の影響を受けて、これまでに経験したことがないような冠水や浸水被害がありました。
自宅も停電や断水の影響を受けたのですが、幸い家族全員無事で都内の実家に一時避難していたため、多少の不便さはあっても生活への支障は最低限で済みました。
全国どこにいてもいつ災害に合うか分からないと、自身の甘い認識を改めるきっかけとなりました。
猛威をふるった台風19号のあとも不安定な天気は続き、「即位礼正殿の儀」のための祝日も関東地方は終日大雨予報でした。
この日は市民大会があったのですが、「こりゃ中止が濃厚だし、1日オフィスにこもって仕事を片付けるかな」と考えていました。
その反面、もともと今回の川崎市民大会は予備日がない関係で、雨天強行開催もあり得るというのも覚悟はしていました。
前日から気になって幾度となく天気予報を見返していると、20号が温帯低気圧に変わるに従い予報もわずかながら回復傾向に。
こういうとき選手自身もやきもきしますが、大会運営にあたる方々はもっと大変です。
とりあえず中止でも会場までは行こうと決めて、当日の朝を迎えます。
会場に着いた時点ではまだ強い雨風が断続的に続いていたものの、幸いにしてコートは水浸しになっていません。
クラブハウスでしばらく待機して、開始時間を遅らせて大会がスタート。
川崎市民大会は、春季は原則市内在住または在勤者で行われますが、秋はオープンエントリーで市外の人でも参加できます。
年齢種別をまたいだダブルエントリーを認めているため、大半の出場選手がシニア(45歳以上)と成年(35歳以上)、成年と一般(年齢制限なし)といったように、自分のカテゴリーとその下にも合わせてエントリーしています。
昨年までは全種別が同日開催でしたが、エントリー数増加を受けて今回からシニア・成年と一般で日程を分けての開催。
この日は等々力テニスコートで男女ともシニア70、60、45と、成年の部が開催されました。
私も武蔵小杉ソフトテニス練習会からエントリー希望者を募って参戦。
成年以上ということで人数は少なかったものの、私も埼玉の所属クラブから大学時代の元ペアを呼び寄せました。
てっきり中止かと思っていたら雨のなか神奈川まで呼び出されテンションだだ下がりの我がペアを尻目に、今回こそはと上位入賞を狙います。
3ペアによる予選リーグで、1位通過ペアのみが決勝トーナメントへ。
雨風強まるなかの初戦をファイナルで落とし、いきなり黄色信号。
続く第2戦をなんとか④-2でものにし、三つ巴のわずかな期待にかけます。
ただこうして三つ巴をあてにしてゲームカウントの皮算用を始めた時点で、うまくいった試しはありません(ソフトテニスあるある)。
案の定、1勝1敗のリーグ2位確定でこの日の試合は終了。
あとはメンバーの応援に回ります。
大会出場が実に26年ぶりという川崎ジュニアのパパ友の復帰戦もあったりと、見所もありましたが結果はなかなかに厳しく。
市民大会とはいえオープンエントリーということもあって、お隣横浜市からも実力ペアが参戦しており、大会レベルはさながら神奈川県大会の様相です。
そんななかでも、今回練習会メンバーとしてエントリーした実績抜群の小山・船木ペア(小平クラブ/若月組)は順当に決勝へ。
決勝戦の相手は以前ソフメシブログでもご紹介した桜倶楽部の吉田さんです。
過去記事:テニススクール・ノアでソフトテニスクラスが新たに開講!
熱戦はゲームカウント3-2、中内・吉田ペアリードの時点で、まさかの時間切れ。
コート確保の都合で、他の種別も含めて試合が最後まで終わりませんでした。
本部と対戦ペア間による協議の結果、残る6ゲーム目以降だけ日程延期するよりはと、勝敗はジャンケン対決に。
ローカル大会などでは稀に見られる光景ですが、これも緊迫の真剣勝負です。
小山・船木ペアが先制。
しかし、ここから中内選手が持ち前の粘り強いラリーでしのぎます。
見事な逆転勝利!
成年やシニアの世代にもなると、長年やっている同士で顔なじみも多く「勝っても負けても恨みっこなし」
両ペアとも、ナイスゲーム!!
予想だにしない結末ではありましたが、最後まで楽しませていただきました(笑)。
そして、そんなソフトテニスが楽しめる何気ない休日に感謝です。
武蔵小杉ソフトテニス練習会
https://www.facebook.com/MUSAKOsofttennis/
川崎市ソフトテニス協会
http://kawa-shi-sta.gloomy.jp/