先週、東京体育館で行われた大学王座を観てきました。
6月7日、8日が予選リーグ、9日が決勝トーナメントという日程です。
平日開催ということもあり、なかなか観戦に行けない方も多いと思いますが、学連の各地域支部の代表校が王座をかけて争う団体戦は迫力満点です。
海外からの招待校も参加して、国際大会さながらのハイレベルなプレーも見られます。
せっかくならこうした機会を多くの人に知ってもらって、近隣の中学生や高校生にも観戦にきてもらえたらと思います。
部活動で毎日ソフトテニスに明け暮れていても、トップレベルの選手たちのプレーを見る機会はなかなか少ないはずです。
1日くらい練習を休んででもみんなで観戦にくれば、そこで目にしたプレーの数々が、きっと明日からの練習のモチベーションをおおいに高めてくれるに違いありません。
また、中学では人気スポーツのソフトテニスですが、卒業後も長く競技を続けてもらうためには、大学、社会人とまだまだ先があることを知ってもらうことが必要です。
中学、高校で6年間と考えても、長い人生のなかでみればあまりにも短かい時間です。
学生時代に無名だった選手でも、20年、30年と長く続けていくなかで、一般やシニアで活躍される人もたくさんいます。
せっかくなら大好きなスポーツを長く続けて、それぞれ自分なりの楽しみ方を見つけてほしいものです。
大学王座は、男子は5本勝負(3複2単)、女子は3本勝負(2複1単)の団体戦で争われます。
ダブルス、シングルスとそれぞれの対戦がありますので、オーダー順の妙なども見所の一つです。
注目の男子決勝は2連覇を狙う早稲田大学と、準決勝で薹北市立大学(台湾代表)との激闘を制した日本体育大学の顔合わせです。
前回優勝の早稲田は、アジアチャンプや天皇杯チャンプを擁して、まさにスター軍団といった盤石の布陣です。
早稲田の1番、先日の関東選手権一般でも優勝した内本・星野ペアに対し、日本体育大学の河野・榊原ペアがゲームカウント1-⑤で快勝。
続く第2対戦のシングルスも、両者譲らず一進一退の戦いでファイナルまでもつれます。
ここで早稲田がシングルスを落とすといよいよ後がない状態でしたが、日体大の2番、全日本U-20チームにも選出されている永井選手が不運にも負傷により途中棄権。
日体大は王者早稲田をあと一歩のところまで追い詰めましたが、最後は早稲田の貫禄勝ちでした。
女子決勝も同じく早稲田と日体大の対戦。
3番勝負の接戦となりましたが、早稲田が見事7連覇を達成しました。
それにしても、メンバーの代替わりもある大学で7連覇とはすごいものです。
決勝戦での日体大の気迫のこもったプレーを見ても、実力は拮抗していて紙一重といえますが、その中で勝ち続ける強さは圧巻です。
全日本大学ソフトテニス王座決定戦 試合結果
男女ともに優勝を果たした早稲田大学は、日本代表に選出されている選手も多く、その勢いはとどまることを知りません。
8月には大学ソフトテニス最大のイベントであるインカレが石川県にて開催されます。
果たして、早稲田の牙城を崩すチームは現れるのか。
今年のインカレも目が離せません。
全日本大学ソフトテニス王座決定戦 注目動画
男子/決勝 第1対戦
内本・星野ペア(早稲田大学) 対 河野・榊原ペア(日本体育大学)
SOFT TENNIS Navi
https://www.youtube.com/c/SOFTTENNISNavi