東京マラソンから考えるスポーツ人口

東京マラソン2017

今回で第11回を迎えた東京マラソン。

 

東京マラソンは、言わずと知れた国内最大規模のマラソン大会で、約3万5,000人が参加する一大スポーツイベントです。

一般市民ランナーにとっては憧れの大会でもあり、今年の抽選倍率は過去最高となる12.2倍だったそうです。

40万人以上がエントリーしていますので、抽選に受かるだけでも至難の技です。

 

マラソンをやったことがない人でも、東京マラソンには出てみたいという人も相当数いるはずです。

確率で言えば、毎年エントリーしても、10年に1回出られるかどうか。

まさに、出たくても、なかなか出られない、それが東京マラソン。

 

そんな憧れのイベント「東京マラソン」ですが、なんと11回目にして私もとうとう初めて!!

 
 

東京マラソン2017

 
 

観戦してきました!

 

え?

いえ、出場はしていません。

沿道で観てきただけです。

 
 
 

私は東京都出身で、7年ほど前に神奈川県に引っ越したあとも職場はずっと都内でした。

東京都内の主要道路を交通規制して大規模に行われる、お祭り騒ぎのようなこの大会をこれまで見かける機会すらなかったのも不思議ですが、決して興味がなかったわけではありません。

仕事が忙しかったとか、海外赴任していたとか色々と理由はありますが、とにかく今回が初めて生で観た東京マラソンです。

東京マラソン2017
http://www.marathon.tokyo/

 

そんな私が言うのもなんですが、スポーツを愛し、スポーツを生業としようとする人間が、このビッグイベントを見逃すわけにはいきません。

 
 

コース終盤の銀座、有楽町あたりから、ゴール地点の東京駅近辺までをうろうろ散歩しながら観戦してみました。

去年までは東京ビッグサイトがゴールでしたが、今年からコースが変更されています。

今回、皇居近くに設置されているフィニッシュ周辺は、ランナーと関係者以外は立ち入りできない規制エリアとなっており、選手たちのゴールの瞬間は直接見ることは叶いませんでした。

 

それでも、体力的には限界を迎えるゴール目前の苦しいポイントで、歓声につつまれたランナーのみなさん、いい顔して走っていました。

 

東京マラソン2017

東京マラソン2017

東京マラソン2017

東京マラソン2017

 

参加している選手はもちろんのこと、沿道で応援する人たち、そして運営に携わる多くのボランティスタッフまで含めて、一体感のあるこれだけ大規模なスポーツイベントが東京のど真ん中で開催されているというのは、改めてすごいことです。

 

ちなみに東京マラソンの運営に携わるボランティアスタッフはなんと1万人にものぼるそうです!

たった1日開催される東京マラソンでこれですから、2020年の東京オリンピックは一体どんなすごいことになるのでしょうか。

 
 

それにしても、これだけ大勢の人たちが走りたがる東京マラソンを見てふと頭に浮かぶのは、日本国内にランナー人口は一体どの程度いるのだろうという疑問です。

 

総務省統計局が5年に一度集計している社会生活基本調査によれば、「ジョギング・マラソン」を年に1回以上の頻度で行っている人は1,095万人にのぼります。

競技としてマラソンに出場するというとなかなかハードルは高いでしょうが、健康のために日常的にジョギングしているという人は少なくないはずです。

なにしろ一人でもできて、場所も選ばない、道具も必要ない。

もっとも気軽なスポーツといえます。

 

ちなみに同調査で1位のスポーツは、「ウォーキング・軽い体操」で4,017万人。

ま、そりゃ、そうだろ!

とツッコミたくなります。

 
 

日本国内 スポーツ人口

順位 スポーツ種類 行動者数
1 ウォーキング・軽い体操 4,017万人
2 ボウリング 1,462万人
3 水泳 1,203万人
4 器具を使ったトレーニング 1,124万人
5 ジョギング・マラソン 1,096万人
6 登山・ハイキング 1,046万人
7 サイクリング 1,011万人
8 つり 928万人
9 ゴルフ(練習場を含む) 924万人
10 野球(キャッチボールを含む) 924万人
11 その他 670万人
12 サッカー(フットサルを含む) 638万人
13 スキー・スノーボード 604万人
14 バドミントン 543万人
15 卓球 512万人
16 テニス 475万人
17 バレーボール 456万人
18 バスケットボール 395万人
19 ソフトボール 354万人
20 ゲートボール 79万人
21 剣道 78万人
22 柔道 60万人

出典「平成23年社会生活基本調査結果(総務省統計局)

 

この調査では10歳以上を対象に、日常的にどんな運動をするかと、その頻度などを聞いています。

選手として大会に出場したりしている、いわゆる登録競技者人口という統計とはまた別ですが、どのスポーツをやる人が多いのかの目安にはなります。

 

器具を使ったトレーニング?

あぁ、ジムに通ってトレーニングしている人も結構いるもんなぁ。

 

そもそも、つりはスポーツなのだろうか。

 

ゴルフの「練習場を含む」は、まだわかるとしても、「キャッチボール」まで野球に含めちゃったら、だいぶ数字が変わらないか!?

 

などなど、調査結果を見てみると、いろいろ興味深いです。

 

テニスとソフトテニスの区分けはありませんが、「テニス」という項目で475万人います。

他のスポーツとの比較でいうと、思ったより少ない気もします。

やはり、テニスコートを確保したり、一緒にプレーする仲間を集めたり、ラケット、テニスシューズなどの用具が必要だったり。

そして、まったくの未経験者がちゃんとボールを打てるようになるまでにはある程度の時間を要するなど、手軽さという意味ではジョギングなどとは大きな差があります。

 

年齢、性別を問わず、生涯にわたって長く続けられるスポーツ。

今後ますます高齢化が進んでいく社会のなかで、こうした生涯スポーツの果たす役割は大きいです。

 

私はソフトテニスにもそうした生涯スポーツとしての性格が多分にあると考えています。

 

中学校では、運動系部活動の入部者数のうち約1割を占める人気スポーツで、男子は野球、サッカー、バスケに次いで第4位、女子では堂々第1位です(*)

(*参考:公益財団法人 日本中学体育連盟/平成27年度加盟校調査集計)

 

私自身が昨年10年ぶりにソフトテニスを再開して、あちこちの練習にお邪魔させていただいた経験のなかでも、競技歴30年、40年という筋金入りの方や、昔部活でやっていて数十年ぶりにソフトテニスに復帰してハマっているという中高年のプレイヤーも少なくありません。

あまり広く知られてはいませんが、全国規模から地域ローカルなものまで、ソフトテニスのシニア大会もあちこちで開催されています。

 

つまり、底辺の裾野が広く、その一方で長く歳をとっても続けられる。

なおかつ、世代を超えた相手同士が、同じルール、同じ土俵で戦えるのもソフトテニスの大きな魅力です。

 

ソフトテニスの競技人口については、いろいろと興味深いデータや、自分なりに思うところもあり、ここで語りだすと「東京マラソンの話はどこいった?」というくらい長い論文がスタートしてしまいますので、またの機会に別途まとめます。

 

今回はじめて東京マラソンをこの目で見て、あらためてスポーツとの関わり方はいろいろあるなぁと感じました。

他のスポーツからもいろいろと学んで、ソフトテニスならではのさらなる競技普及の形を考え、そこにわずかでも貢献できればと願っています。

 
 
 

「いやぁー、スポーツって本当に良いものですね」


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